今月の瞑想のテーマは、「時間は確実に進んでいく」です。
<以下、前田宥全 住職の言葉より>
私は修行を始めた当初、とにかくこのつらさから解放されたいと、ただただ、故郷や古くからの友人に思いを馳せていました。
そのときに私の気持ちを軽くしてくれたのが、「始まれば終わるよ」という修行仲間からの言葉でした。
その言葉は、私の心を軽くするばかりでなく、今やるべきことに、しっかりと向き合わせてくれたのです。
「『始まれば終わる』のであれば、つらさに惑わされてばかりもいられない」と思えるようになりました。
たとえば、満開の桜が咲いていた三週間ほど前、楓は葉もつけていませんでした。
ところが、時問と共に、桜にも楓にも、きれいな葉がついていきます。
私たちの気持ちには関係なく、確実に時間は進んでいきます。
「始まれば終わる」 今はつらいと感じているあなたの状況も、きっと変化があるはずです。
秋には紅葉を、また、葉桜の時期には翌春の桜を楽しみにするように、自分の人生にもきっと光明が射すことを信じ、今というときを乗り越えていただきたいと思います。
~ そっと後押し 今日の説法 -前田宥全 住職の言葉-より ~
聖句瞑想とは・・・
ラージャ・ヨーガの瞑想法のひとつで、ヨーガの智慧をもとに自分の心を観ていく、いわば心のアサナです。
この瞑想を行うことで、真の健康(健やかさ)を取り戻すことができます。
(シャンティMindでは、毎月第1週目の全てのヨーガセラピークラスで この瞑想を行います。)